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Side-S:中編04 Northern Cross 02


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 一度でも希望が見えてしまった後の失望は、何も知らなかったときのそれよりも更に深く暗い。
 高まる期待感のせいでよく眠れなかった昨夜がいまさらながら恋しい。疲れた足を引きずって、氷河は夕暮れの街をとぼとぼと歩く。高架の隣の狭い道。頻繁に通り過ぎる電車の音が不快な気分をいっそう沈み込ませてくれる。
 昨日、辰巳にアドバイスを受けたとおりに、今日は一日良い探偵事務所を探していたのだ。だか結果はといえば散々なものだった。
 まずは氷河の年齢を聞いて、それだけで断る業者。これが一番多かった。そして二番手は淡々と氷河の訴えを聞いた挙句に、料金の説明をしてくる業者である。
 普通に学生生活を送る分にはまったく困らないだけの小遣いは支給されているが、提示されるのは間違いなく、それだけではとても手の届かない法外な金額なのだ。ふっかけられているのではないかとも思ったが、数カ所で似たような見積もりを出されては考えを改めるしかなかった。どうやらそれが相場らしい。
「バイトでもできればいいんだが……」
 肉体労働ならいくらでもこなせる自信はあるが、なにぶん氷河はこの国の法律の下ではまだ就業を禁止されている年齢である。後もう数ヶ月待って、進学でもしない限り事実上不可能だ。
「万事休す、か……」
 苦くつぶやいた、そのときである。
「そこの道行く美少年! なにやら憂いを秘めたその表情から推測すると、何かお悩みかな!? 悩んでる? 悩み事、抱えてますよね!?」
 突拍子もなく大きな声をかけられたというか直球でぶつけられて、氷河は素早く後ずさった。ざっと3メートルは後ろに逃げ、突如として現れた相手を観察するのも忘れない。その姿を目にして、氷河はそのまま数瞬固まってしまった。
 悩みはあるかと聞いておきながら喜色満面で詰め寄ってきたのは、声だけで最初からわかってはいたが、女だった。氷河よりも少し上だろうか。長い髪を両方の耳の上で括っている。所謂ツインテールというやつだろうが、それ自体は問題ない。目を引いたのはその色だ。日本人らしからぬピンクがかった色に見事に染め上げている。それだけではなく、着ている服もどこか妙だった。どこがどう変なのかは、説明しろといっても難しいが。
 とにもかくにもそんな女が、ただごとならぬ目つきで氷河に迫ってくるのだ。華奢と言っていい体つきの、小宇宙も何も感じられない――外見はともかく――普通の女だというのに、今までに出会った敵とは比べものにならないほどの異様な迫力を纏っている。
 何者だ、と氷河が問う暇もなかった。両目を爛々と輝かせて手を胸の辺りで組み、女はどこから出ているのかと思うような黄色い声を上げる。
「いや~ん! 遠目で見てもこれは当たりだと思ったけど、近くで見ると想像以上じゃないですか! ていうかキミ、どっかで会ったことありません? ありませんかぁ?」
 せっかく空けた間合いを難なく詰められて、氷河は後ろの建物に逃げ場すら阻まれてしまった。自分は聖闘士なのだ。氷河に危害を加えられる者などそうはいないはず――そう自分に言い聞かせ、氷河は腹を据える。
「悪いが初対面だ。あんたに話せるような悩みもない。どいてくれないか」
「きゃ~しゃべった!! 顔だけじゃなくて声も素敵じゃないですか!」
 できるだけぶっきらぼうに応対したのに、相手は気に留める様子もない。しかもなんだか褒められた。気味は悪いが、怒ることでもない。
「別に……普通だろう」
 照れも入って尻すぼみになった言葉を女は力一杯否定する。
「それで普通なんて言ったら、その辺の男はみんな底辺以下ってことになっちゃいます! キミみたいな子が自分を普通呼ばわりするなんて、大してなんの取り柄もないそこら辺のつまらない一般人に対する暴言です! いいですか? 他人を思いやる気持ちが少しでもあるのなら、自分最高!!くらいに思っておいてください!」
「は……はぁ……」
 もうここまで来ると褒め殺しである。氷河は今すぐこの場から――この世から消え去りたい衝動に駆られた。
 そこでまたしても唐突に、女は奇声を上げる。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
「な……なんだ!?」
 通り過ぎた電車の音すら凌駕するその声に、今度はなんだなにか異変でもあったのかと、氷河は思わず周囲を見回した。そんな氷河の顔を両手ではしっと挟んで自分の方へ向けると、女はしげしげと観察する。そうしていたのもほんのわずかの間で――なんとも情けないことに、氷河はその間、その手を振り払うことすらできなかった――手を離すとすぐに女は満足げに笑った。
「思い出しましたよ~! キミ、銀河戦争に出ていた子でしょ? 2年前の。たしか凍気を扱う子じゃなかったっけ? 雪の結晶をまき散らす演出も出来過ぎてて憎いっていうかハマりすぎてて怖いくらいでもうそこらの演出家も裸足で逃げ出すんじゃないかと思ったことは昨日のことのように良く覚えてますよ~」
 とうとうとまくし立てる女に、そういえば自分は世間に顔出ししてしまっていたんだと今更ながら気づいた。しかし2年も前のことだ。あれから成長して顔立ちだって少しは変わっているはずだし、なによりあのときは聖衣姿だった。普段着と聖衣装着時では相当印象は変わるものだと、身近な兄弟や師、それに他にも聖闘士の中に仲間を得ている今では良く知っている。
「……よく気づいたな……」
 思わずこぼれた本音に、女はにんまりと笑う。
「そりゃもう! 全員おいしい年齢の子達ばっかりだわと楽しみにしてたのに蓋を開けれみれば好みの子は二人くらいしかいなくてちょっとがっかりしていたところに颯爽と現れた王子様タイプ! しかもクール! その上強い! あのインパクトは忘れるなって言う方がムリですよ!」
「そ……そういうものか……?」
 持ち上げられすぎたせいだろうか。自分のことを言われているのだという感覚が失せてしまった。しかもこの妙なハイテンション。その盛り上がり方。どこかで似たような人間を見たことがあるような気がするが――誰だったろう?
 ふと考え込みかけた氷河の思考はそこで中断を余儀なくされた。
「そういうもんです! ――で?」
「で?」
 目を上げれば、先程のテンションはどこへやら、女は眉を寄せて氷河の顔をのぞき込んでいる。
「その氷の王子様が、どうして沈んだ顔でこ~んなショボい裏通りを歩いているのでしょーか? 最初に聞いたけど、何か悩み事でも?」
 口調はともかく、表情は真面目だった。からかうつもりはないのだろう。……多分。
「悩み事か……あるにはあるが、話せば長くなるので言わないでおく。まあその関係で、とりあえず探偵を探しているのだが、なかなか良いところが見つからなくてな。困っている」
 包み隠さずとまではいかないものの、氷河は正直に答える。すると女のテンションが復活した。両手をパチンと合わせ、目を輝かせる。
「探偵とな! そういうことならっ! 良くはないけど適当なところ、知ってますよ~!」
「なんですかそれ」
 思わず入れてしまった氷河のツッコミを聞いているのかいないのか、女ははっしと氷河の腕を掴んだ。それも手首ではなく、二の腕である。
「これならストーカーしなくてももうちょっとご一緒できますね~! さあ! 付いてきて下さいっ!」
「痛っ!」
 思いの外、握力のある女だ。氷河を引っ張る力も並大抵ではない。その前に何か変なことを言われたような気もしたが、そんなことも記憶から吹っ飛ぶような怪力である。
「ちょっと待て離してくれ!! 痛い!」
「おや……これは失礼。それにしても聖闘士って肩書きの人が、そんなに情けない悲鳴を上げていいんですか!?」
 意外とすんなり手を離したものの、女はジト目で氷河を見る。
「聖闘士だって人間だ! お前こそ、なんだって女のくせにそんなに力が強いんだ?」
「ああ、しょっちゅう本入りの段ボール持ったり、カート引いたりしてますからね~結構重いんですよあれ。握力やら膂力やらつきまくりです。ところで」
 途中で言葉を切り、女は人差し指をピンと立てた。左右に軽く振る。
「キ・コ、です」
「は?」
 なんのことだかわからなかった。眉を寄せた氷河に、彼女はにっこりと笑って告げた。
「私の名前。お前じゃなくて、茅沼キコって言いますから、今度からそう呼んで下さいね~。というわけでよろしく、キグナスの氷河君?」
 爽やかにそう名乗られて、別に邪険にする理由もない。氷河は大人しく頷く。
「わかった。それで、え~と……キコさん」
 せっかく言われたとおりに呼んだのに、キコは何とも言えない顔をした。正確に言えば、笑いをこらえている顔である。結局こらえきれなくなったのか、ぷっと吹き出す。両手をばたばたさせて謎の踊りまで披露してくれた。
「やだ~かわいい! さん付けなんて嬉しすぎて鼻血出ちゃいそうです~! というわけでもっと呼んで下さい~~!!」
 なぜ鼻血なのかさっぱり訳がわからない。とりあえずそれに関してはスルーして、氷河はコホンと咳払いする。あまり名前を呼ぶのはやめにしておこうと、そう決めた。
「それでその『良くはないけど適当な探偵』というのはどこに? ここから遠いんですか? 遠いのなら、もうすぐ夜ですし、明日にした方が」
 さすがに周囲が暗くなってきた。一応、城戸邸には門限が設けられている。それまでに帰らなければ誰に叱られるというわけでもなかったが、夕食を食いっぱぐれるのは大問題だ。その事態だけは避けたい。
「だいじょーぶ大丈夫! すぐそこですよ~」
 しかしキコは軽く請け負った。ほんの数歩先、目の前の国道に出ると、横のビルをびしっと指さす。その指先を追って、氷河は振り返る。上を向いた。
「……久良沢探偵事務所?」
 まさかこんな近くにもう一件あったとは。氷河が呆気にとられている間に、キコはさっさとビルに入っていこうとする。
「え、入るんですか?」
 アポも何も入れていないし、既に営業時間外ではないだろうか。制止のつもりの声かけだったが、キコは構わず階段に足をかける。ひらひらと手招きをして、さっさと上って行ってしまった。
「さ、早く早く~」
 こうなっては仕方ない。どうせまた軽くあしらわれるのだろうと、氷河は諦め半分でキコの後を追った。


 ***


 暗い廊下を抜け、貧相なドアを開くとそこは――
「……うっ」
 氷河は思わず鼻と口を覆った。ほとんど本能的な反射だ。何かとてつもなく悪いものが充満しているような、そんな空気に思わず怯む。何か騙されているんじゃないだろうかとキコを見れば、彼女は既にハンカチで顔の下半分を覆っていた。
 その状態で大きく息を吸い込むと、意を決したようにハンカチを離す。
「く・さ・い!です~~~~~っ!!」
 叫ぶなり、猛然と事務所の中へ突進していった。閉め切られていた窓をものすごい勢いで開け放ち、壁際で唸りを上げている旧式のエアコンの電源を叩き落とす。代わりにほとんど仕切られていないも同然の給湯室の換気扇と、窓際の換気扇のひもを切れそうなほどの勢いで引っ張ると、最初に空けた窓際に駆け寄って窓から顔を出した。どうやらそれまで息を止めていたらしい。
 国道に面した窓からはかなりの排気ガス臭が入り込んできていたが、それでも室内の空気に比べれば清涼と表現しても過言ではない。何度か深呼吸して息を整えると、キコは勢いよく振り返る。応接セットのソファでだらしなく座り込んで煙草をくわえている男に向かって怒鳴りつけた。
「もうっ! 何っ回言ったらわかるんですか! 煙草を吸うときは換気扇をかけて窓を開けて下さい! 電気代ももったいないんですからクーラーを消すのも忘れずにっ! 煙草を止めてと言うのはどうせ身体を壊すのは自分ですから別にどうでもいいやと思っていい加減諦めましたけど、だからといって他の人間に受動喫煙を強制するなんてまさに鬼畜の所行ですっ! それに今、煙草だけだけじゃなくて水虫薬の臭いと、ワキガまで混ざってますね!? しかもまだそれ以外にもある気がするんですけどっ!?」
 あ~?と抜けた声と共にだるそうに身を起こし、男は応接テーブルの上に投げ出した裸足の指をわきわきと動かして見せた。その横にはキコが指摘した水虫薬と、脱ぎ捨てられたよれよれの靴下がある。
「これの臭いだろ?」
 うっすらベージュ色をしたそれを指さし、男はのんびりと答えてみせた。
「……うわ……」
 戸口で佇んでいる氷河ですら絶句したのだ。男の間近で憤然と両手を腰に当てていたキコは、それが目の前にあることに気づいて一瞬白目を剥いた。だが寸での所で倒れ込むのを踏みとどまる。
「――捨てて下さい」
「やだね」
 男は一言だけ素っ気なく返す。対するキコはこれまでとは打って変わった静かな声で繰り返した。
「もう一度だけ言います。捨てて下さい」
「やだね。替えがないんだ」
 そううそぶく男が顔を逸らしているうちに、キコはどこからか取り出したゴム手を素早く装着した。
「では消毒させていただきます」
 元は白かったらしいそれをつまみあげ、灰だらけの灰皿の上に載せる。それに向かって何かをシュッとスプレーすると、またしてもどこからか取り出したのか、手にしたマッチ箱を空けて中身を全て取り出した。ゴム手装着済みの割には非常に器用に一本ずつマッチを擦っては靴下の上に投げつけていく。
「ちょ! おま! なんてことするんだ危ないだろう!?」
 テーブルの上にどんと置かれたスプレーを手に取り、男は叫ぶ。そこには『除菌アルコール』の文字がでかでかと印刷されていた。
「止めろ止めてくれ俺の最後の靴下がぁぁぁぁぁっ!! それより火! テーブルが燃えるぅ!! 」
 男が悲鳴を上げるのにも構わず、キコは次々とマッチを擦っては靴下の上に放り投げる。先に吹きかけられたアルコールのお陰であっという間にそれは燃え上がり、部屋の中にまた別の異臭をまき散らす。――しかし元の空気よりは数段マシであることは言うまでもない。
「これで残るは諸悪の根源を消し去るのみです……」
 隠微な光が宿った目で睨みつけられて、男は慌ててテーブルから足を下ろし薬を片付け、いまだ靴下の燃えかすが燻る灰皿を給湯室の流しに運ぶ。火事場の何とやらで、熱さはこの際関係ないらしい。仕上げに水をぶっかけて火を消した。
 ようやく正気を取り戻したらしいキコは、男が座っていたあたりにアルコール除菌スプレーをまんべんなく吹きかけながらぶうたれる。
「大体、人がちょっとお使いに出たわずかな時間で、なんで部屋中がこんな腐海みたいな有様になるんですか?」
「腐海ってお前……臭いだけだろ? 他にはなんにも汚してないじゃないか」
「そりゃずっとそこに座って煙草吸って水虫の治療だけしてりゃ、部屋は汚れないかもしれませんけどね」
「大体な、たっぷり3時間をちょっとお使いとは世間一般では言わないと思うんだが俺は」
「すぐそこのコンビニに行くだけのつもりだったんですよ今日は。でも今日発売の雑誌がまだ入ってなくて、それなら今日発売の本もあることだし、ついでだと思って駅前の本屋へ行ってみたら、作者のサイン会やってたんですよ! 普通、これに並ばずにいられますか? いや、いられません!」
「なぜそこで反語? っていうより、お前に普通って単語を使う資格があるとでも思っているのがあつかましすぎるわこの貧乳!」
「ここでそのセクハラ発言が出るって、流れ的におかしくありません? せっかく人がお客さん連れてきたって言うのにひどすぎます!!」
 ここでやっと罵詈雑言の応酬が止んだ。男が怪訝に「客ぅ?」と眉を顰めて振り返る。
「あ……どうも……すみませんとんだところに」
 胡乱な目つきの男と目があった途端、ついうっかり謝ってしまい、氷河は自分の言動に激しく動揺した。俺は客ではなかったのか?
「……なんだ、子供じゃないか。しかも外人」
「大丈夫です。彼、日本語ぺらぺらですよ――とんだところをお見せしてしまってごめんなさいです、氷河くん。さ、もう入っても命の危険はないと思いますからどうぞ」
「ど……どうも……」
 とりあえずここで引くわけにも行かず、氷河は嫌々ながら室内に足を踏み入れる。
 その姿を文字通り頭の先からつま先までじろじろと眺め回して、男はなにやら哀れみのこもった目を向けた。
「お兄ちゃん、この貧乳に何か騙されてきたんじゃないの? 大丈夫? ここは子供の来る所じゃないぞ?」
 なんですかまた失礼な!と騒ぐキコは置いておき、氷河は一応まともに返答を試みる。
「探偵さんを探していたので、多分間違ってはいないと思うんですが……本当に探偵さんなのですか?」
「失礼な兄ちゃんだな。おうよ、俺の名前は久良沢 凱(くらさわ がい)。れっきとした私立探偵だ。表の看板、見たんだろ?」
「ええまあ……一応」
 どっちが失礼なんだ。探偵であることは間違いないらしいので、話だけは聞いてもらいたい。その一念のみで氷河は腹の虫をなんとかなだめすかす。
「で?」
 久良沢はキコがアルコールを盛大に噴いていたソファに再びどっかりと座り直した。ぞんざいにテーブルを挟んだ向かいのソファを勧められる。どうやら話だけは聞く気があるらしい。
 今日一日、何度も話しては断られてきた話だ。今更こんな怪しげな探偵に話してまた断られたとしても、もう何の痛手も感じない。完全に開き直って、氷河はためらうことなくソファに腰掛ける。――帰ったら、まだ洗濯機は使えるだろうか。ふとそんなことを考えた。

Northern Cross 02 / To Be Continued



※突然出てきた新キャラについて。
 オリジナルキャラではありません。
 DARKER THAN BLACKより借りて参りました伝説の脇キャラ、あのヘボ探偵と腐女子コンビです。
 口調などが気に障られた、または場が全部あの二人に乗っ取られたと不快になられた方がもしいらっしゃいましたら
 申し訳ありませんが、もともとがああいうキャラですのであしからず。
 ある意味これもクロスオーバーですが、この世界には肝心の契約者はいなはずです。
 空も本物ですし、ヘルズゲートも勿論存在しませんので(笑)

2010/06/18


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