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ぼんやりと目を開けたカノンが最初に確認したのは、腕の中の存在の無事だった。
抱え込んだ小さな身体はカノンの体温を十分に受け取って暖かい。浅い呼吸は忙しなかったが、きちんと息をしている。そのことにこれ以上ないほどの安堵を覚えた。
身じろぎをする。どれだけこの体勢で意識を失っていたのだろう。体のあちこちが軋んで痛いほどだ。それでも腕の中の に負担を掛けないよう、細心の注意を払った。
至近から、硬く瞼を閉ざした の顔を見つめる。長いまつげには水滴が絡んだままで、頬にはまだ涙の粒が取り残されている。それで確信した。あれは――あの宇宙空間のような意識の交感場所で、交わした言葉と心は、まごうことなき現実だったのだと。
カノンはあの時と同じように、 の涙を唇で掬い取る。熱くて塩辛かった。――同じだ。実感する。
やはりあれは、絶対に夢などではなかった。
ならばもう、なにも憚ることはない。恐れることもない。衝動に突き動かされ、カノンは動く。
顔を寄せた。触れ合うほど近くに。薄く開いた唇から、熱くて浅い息が漏れている。苦しそうだ。自分の唇でそれを感じながらも、カノンはさらに近づくのを止めることができなかった。
くちづける。
呼吸を妨げないように、軽く。ついばむように。一度では足りなくて、何度も、何度も。そのやわらかく、あたたかい感触にしばし溺れる。
痛切に思った。――生きていてくれてよかった。
口づけるたびに、どこかに溶け出していたなにかが身体の中に戻ってくる気がした。ぼんやりと霞みがかっていた意識が徐々にはっきりしてくる。
どれだけそうしていたことだろう。少し満ち足りて、カノンは顔をわずかに上げる。腕を上げ、 の髪を撫でた。それはあの宇宙で見たのと同じ、少し暗めのサンディブロンド。これがナノマシンに頼らない、 自身の色なのだ。光を受けて、柔らかく光って見えた。
そこで初めて気づいた。――周囲が明るい。
意識が途絶える寸前、日は落ちていなかったのに辺りは薄暗かったのだ。光源たり得るものなどなかったはずだ。あれから何時間たったのかはわからないが、まさか朝を迎えてしまうほど長時間昏倒していたはずもない。
すっかり強ばってしまった首をけだるく動かし、カノンは光源を探す。それはすぐに見つかった。 を横たえた長椅子の下に、点灯されたままのマグライトが落ちている。置かれていると言うべきか。
さらにそのすぐ傍に、光をはじき返す何かが落ちている。目を凝らしてみれば、プラスチック製の筒のようなものだ。埃の上に落ちたそれは明らかに真新しい。
ぼんやりしていた意識が途端に鮮明になる。がばと身を起こし、辺りを見回す。わずかながらも明かりに慣れてしまった目には、光の届かないところは闇が凝っているようにしか見えなかった。
その闇が、微かに動いた。カノンは身構える。衣擦れの音がして、古い木の椅子が軋む音が響く。
「やっとお目覚めかい？」
出し抜けに明るい声。 を庇うようにしながら、カノンは声のするほうを睨みつける。
「たいして怪我もしてなさそうなあんたまで目を覚まさないんで、どうしようかと困ってたんだぜ」
声が近づいてくる。足音はあまり聞こえない。いくら埃が積もった上といっても、無造作に歩くのではここまで足音を忍ばせることなどできはしないだろう。つまりは、常日頃からそのように歩く習慣が身についている人間だということだ。
しかも。カノンはいまだ闇に慣れない目を凝らす。声だけは近づいてくるのに、その気配はあまりにも薄い。殺気も敵意も感じないが、自らを隠すことに慣れた人間の特異さがかえって際立つ。
カノンの警戒を知ってか知らずか、声の主はまったく構えることなく歩み寄ってくる。ついにわずかな光に照らされた領域に滑り込んだ。
床に置かれて、ただでさえ煌々と明るいわけでもなかったマグライトの灯りが黒いカソックに吸い込まれる。少しばかり暗くなったような光の中でカソックの男はしゃがみこむ。肩に掛けていたボクサーバッグを下ろした。
ようやく顔が確認できた。カノンはその顔をしげしげと凝視する。
年の頃は、カノンよりも十ばかり上だろうか。だが老けているという印象は受けない。大きめの青い目がどことなく若々しい印象を与えるからかもしれないし、背に垂らした長い茶色の三つ編みのせいで若いというよりはむしろ子供っぽく見えるからかもしれない。
「まあ、とりあえず俺がいる間に目を覚ましてくれて良かった。起きてみないとわからないと思ってたけど、やっぱりあんたはほとんど怪我してないよな？」
人なつっこい笑顔を浮かべ明るい声を上げてはいるが、それにしては目が抜け目なく光っている。仰々しいカソックの胸で輝くロザリオと合わせて、非常に胡散臭い。
警戒するカノンのまなざしに気づかないはずもないだろうに、男はなんの躊躇いもなく長椅子に横たわる に手を伸ばす。首筋に触れ、体温と脈を診る。
「あんたが邪魔で怪我の様子もよく見れなかったけど失血がひどそうだったんで、とりあえず造血能力に特化したナノマシンを投与しておいた。効果は出てるみたいだな。あとは傷をどうにかしないと」
さらりとそんなことを言って、男は厳しい視線を向け続けるカノンを見上げた。
「あんたが を助けてくれたんだな。ありがとよ。……生きてて良かったよ、本当に」
に向けて深い声で語りかけた男に、カノンは言わずにはいられなかった。
「――そう思うのなら、なんであんな命令を出した？」
男の視線がカノンに戻る。下からマグライトの灯りに照らされただけではない光が、男の青い目をよぎった気がした。怒気を孕んだ剣呑な光が。
それを察しても、カノンは言葉を止めることができなかった。なぜならカノンだって怒っているのだから。男より先に憤懣を爆発させる。
「よりにもよってあのタイミングで、どうしてあんな命令を出した……！」
低く呻くように問い詰めれば、目の前の男の態度が一変した。先程までの明るい調子はどこへやら、カノン以上に不機嫌な声で吐き捨てる。
「知るか。第一、命令したのは、俺じゃない」
「だがお前達がもう少し早く来ていれば――」
「ああそうだ。もう少し早く来ることができていれば、あのバカはあんなアホな命令を出したりはしなかったんだろうさ！ ……糞っ！」
男はやり場のない怒りをぶつけるべく、握りしめた拳を床に叩きつける。
「あの野郎、あんな状況であんな台詞を吐きやがって！ 意識してやっているのかどうかは知らないが、 は奴の取りそうな行動をそのままトレースして動くクセがある。それはあいつもわかっているはずだ。だったら、あんなことを言えば がどうするか、あいつが一番よくわかっているはずなのに！ 他でもない奴自身が昔、同じ状況で同じ命令で、自爆スイッチを押したんだからな！」
凄まじく腹を立てていた。こんな剣幕を目の当たりにしては、カノンの憤りも削がれてしまう。お陰で冷静さを取り戻したカノンは仕方なく、男が少し落ち着くのを待つ。
「……済まなかった。確かに、お前があの命令を出したわけではなかったのだからな――デュオ・マックスウェル」
ぎりりと歯ぎしりしながら床を睨みつけていた男――デュオは、名を呼ばれた途端に憤怒の形相を和らげた。
「俺の名前まで知ってるなんざ、上等だ。……あんた、 のなんなんだ？」
ニヤリと笑みらしきものを浮かべ、デュオはカノンと を見比べる。どう答えようかカノンが逡巡したわずかの隙をどう取ったのか、ひらひらと手を振った。
「まあ、そんなことはいいか。敵じゃないのは確かみたいだしな。で、お前さん、どこまで知ってる？」
また難しい質問だった。だがカノンは今度こそ間髪入れずに返答する。
「どう答えるべきかわからない。だが現在の状況や、お前達の世界についてのことなら、この世界の人間の中では誰よりも把握していると自負している」
そうか、とだけ答え、デュオはそれきり沈黙する。ボクサーバッグを開き、中からさらにビニールの袋を取り出した。一目で医療品とわかるそれを長椅子の上に載せて膝立ちすると、背もたれ側になっていた右腕を検分し始める。
「酷いな、こりゃ……裂傷もそうだが、骨折もしてる」
さらに全身をくまなく見て回った。カノンは黙ってその様子を見守る。まだ に同調させた小宇宙はそのままだ。余程のことがない限り、これ以上怪我が悪化することも生命に危険が及ぶこともないはずだった。
「背中は火傷、足には裂傷。右腕は骨折と裂傷……自爆スイッチを押した方か。後は細かい傷があちこち、と。傷の割にはずいぶん出血が多かったみたいだな」
一通り負傷の状態を確認して、デュオは忌々しげにため息をついた。
「こんだけ怪我して、いっぱい血も流して……よく生きてたよ。これはあんたのお陰かい？ 聖人（セイント）さんよ」
カノンは眉をひそめる。なぜ彼は自分を、よりにもよってセイントなどと呼ぶのだろう。
無言の疑問を察したのか、デュオはちらりとカノンを横目で見た。笑う。
「女神アテナの僕なんだって？ セイントってのは。よくわからないんだけどな。奴等が相当警戒してた。セイントと、マリーナって勢力をさ」
成る程。彼の名を知っていたことに対する、意趣返しというところか。
しゃべりながらもデュオは手を止めることはなかった。バッグから取り出した医療品を扱う手つきはさながら医療関係者のようだった。
「やっとこっちに来ることができてから、まだ数日しか経ってないんだけどさ。ＮＥＯＳ・ＣＯＳＭＯＳの内偵をずっとやってたんだよ。そしたら、やたらとその単語が出てくるんでな。さすがにちょっと調べた。――ずいぶん、面白い世界だな。本物の神様がいることは知ってたけど、それとは別の意味でびびったぜ。人を超えた力があるんだって？」
「……超えてはいない。もともと人間という種の持つポテンシャルを、最大限に引き出すことができるだけだ」
ふうん、とわかったようなわからないような相槌を返して、デュオはまた黙る。黙々と の手当てに専念した。
***
短くはない時間が過ぎ、時刻は夜半に近くなっていた。
結局デュオは手持ちの医薬品をほとんど使い切って、 の手当てを終えた。厭きもせずじっとその様子を見守っていたカノンに、当然のように注意事項を告げる。
「裂傷と火傷に張ったテープな、あれは剥がさないようにしてくれ。内側ではナノマシンが傷を修復して、表面はそのまま皮膚と同化する。それで傷跡もほぼ消える。軽いものなら数日で治るかな。骨折箇所にも専用のナノマシンを注入しておいた。十日もたてばとりあえず骨が再生されて再形成されるだろう。それまではなるべく動かさないように注意してやってくれ。ただそうなっても完治ということではないから、当分の間は安静必須だ。それから、だいぶ失血しているようだがそれもナノマシンで補填されているようだから、もう出血性のショック症状を起こす心配はないだろう。痛み止め以下、バッグこと全部くれてやるから、適当に使ってくれ」
「ナノマシンさまさまというわけか……」
押し付けるように差し出されたボクサーバッグを何の遠慮もなしに受け取りながら、カノンは苦笑した。ナノマシンにばかり頼るのは、あちらの世界の人間の悪癖だと、そう思えた。
そんなカノンの心を読んだかのように、デュオは顔をしかめる。
「ああ、便利っちゃ便利なんだがな……弊害もある」
立って を見下ろしていたデュオは、再び の傍に膝をついた。本来の色を取り戻した髪を撫でる。
「俺が最後に を見たとき、たしか髪をダークブラウンにしてたはずなんだが。この色に戻ったのはいつだ？」
唐突な質問だった。首を傾げつつ、カノンは素直に答える。
「自爆後だ。怪我を負ってから見る見るうちにそうなった」
「やっぱりな……」
難しい顔をして立ち上がり、デュオは憂いを隠さずに を眺めた。
「大量に出血して、ナノマシンによる治癒も間に合わなくなって、最後にはナノマシン自体が欠乏したんだ」
「……それが、なにか？」
「 が使っていたのは髪の色も変えることができる複合型の医療用ナノマシンだ。その中でも特に、免疫作用のあるナノマシンは必須だった。仕事柄、いろんなコロニーやらステーションやらに行くからな。風土病みたいなものの予防のために、俺だって使ってる。―― は、地球は初めてだったんだ」
地球、と。重い声でデュオは言う。そこには複雑な感情があることが伺えたが、カノンはただ頷いて見せるに留めた。
「知っている」
「 は、こちらに来てから今まで、病気になったことがあったか？」
「いや……」
そういえば、大抵のウイルスなら、抗体がなくてもナノマシンが対応するとか言っているのを聞いたことがある。まさか。カノンは呻いた。
「……ほとんど自前の抗体を持っていないのか？」
恐る恐る聞けば、デュオは険しい顔でうなずいた。
「地球はウイルスの宝庫だからな。しかも今、これだけ弱っているんだ。感染症が心配だが、あいにく抗体となりうるナノマシンの持ち合わせなんてない。あれは特殊なんでな。しかるべき医療機関か、医者じゃないと使えない」
肩をすくめて、デュオは嘆息する。
「ま、ないもんは仕方ない。せいぜい無理はさせずに衛生的な環境を……て、無理か？」
悪気はないのだろうが、さすがに癇に障った。
「――善処する」
つい必要以上にぶっきらぼうに答えたカノンの態度を、どうやらデュオは取り違えたらしかった。
「すまんな。他人のあんたに面倒ばかり押し付けて」
またまた癪な一言だ。カノンは意趣返しを試みる。
「いや。むしろ、いいのか？」
「なにがだ？」
きょとんと聞き返すデュオに、カノンは人の悪い笑みを浮かべて見せた。勿論、意識してだ。
「どこの誰ともわからん俺に を預けたりして」
あからさまな揶揄だとわからないわけでもなかっただろうに、デュオはあっけらかんと断言した。
「だって、大丈夫だろ？」
「……？」
思わず首をかしげたカノンに、今度はデュオがニヤリと笑んで鋭い反撃を返す。
「目が覚めるなり、いきなりキスしまくってた男が、いまさら に危害を加えるとか思っちゃいねーよ」
「…………見ていたのか」
未だに は意識を取り戻してはいないが、思いは通じ合っているはずだった。悪いことをしたとは思っていないが、さすがにバツが悪かった。
うっかりうろたえてしまったカノンを、デュオは更にいたぶる。
「ああ。最初から最後まで、ばっちりとな。最後に髪まで撫でてたな。あの手つきときたらもう、なんていうか、来るものがあったな」
「………………」
絶句したカノンの肩を容赦なくビシバシ叩く。
「なんかもう、ぞっこん、て感じだな。いつ服を脱がせ始めるかとひやひやしたぜ」
あんまりな一言に、さすがにカノンは怒鳴り返した。
「こんな怪我人にそんなことをするわけがないだろう！」
「怪我してなきゃ、するのか？」
「………………」
見た目よりもオヤジくさい発言を重ねるデュオを、カノンは半眼で睨みつける。何でこの男はカソックなんてものを纏っているのか、理解に苦しんだ。
「エセ神父め」
ありったけの非難をこめてやったのだが、デュオは気にする様子もなくからからと笑った。
「ところがエセじゃないんだな。ま、実際のところ神様なんて信じちゃいないんだけどさ」
それはともかく、とデュオはいきなり笑みを収める。
「お前のことも のことも、誰にも言わないでおく。そのほうが静かでいいだろう？ だから、 を頼む」
さっきまでとは打って変わった真顔で言われ、カノンも態度を改めた。
「……言われなくてもそのつもりだ」
「特に、公共の電波を使ってあんな馬鹿な発言をかましたアホ親父にゃ、 が生きてるなんて誰が知らせてやるもんかってんだ」
まったくだ。カノンは深く頷いた。
あれが彼らの―― の仲間の、一致した方針でなくて良かった。心から思う。それを教えてくれたデュオには、悪い印象を持たなかった。
だから名乗る。
「俺はカノンという。ギリシャの聖域――女神アテナの御許にいる。かつてこの世界に来たことのあるというお前達なら、場所は知っているな？」
頷くデュオに、カノンは告げる。
「数日は、動かさないほうがいいだろうから戻らないが、 がある程度回復し次第、聖域に戻る」
「わかった。よろしく頼む」
言ってデュオはまたにやりと笑う。
「頼まれなくても、やってくれるんだろうけどさ。 とは、ずっと一緒にいたのか？」
「ああ。 がこちらに来て、初めて会ったときからずっとな」
そうか、とデュオは感慨深げに に目を向けた。そっと手を伸ばし、頭を撫でる。まるで子供に向けてするような。おそらくずっと昔から―― が幼い頃から、何度も同じことをしてきたのだろうと知れる手つきだった。
「よっぽどあんたのこと、信頼してるんだな。こいつ、人見知りが激しいからさ。そういう意味でも心配してたんだ。知らない世界に飛ばされて、出会った人間があんたみたいな奴で良かったよ」
面と向かってそう言われて、悪い気はしないがどこかこそばゆい。何も答えられないでいる隙に、デュオはくるりと背を向けた。
「ここの時刻で日付も変わったころだ。――そろそろ俺は行くぜ。夜のうちに移動したい」
カノンは遠ざかる背を黙って見送る。またそう遠くないうちに会えるだろう。ならば、これ以上言葉を交わす必要もない。
明かりの届かない闇の中へデュオの黒いカソック姿が紛れ込む。
姿は見えなくとも、声は鮮明だった。
「ＮＥＯＳ・ＣＯＳＭＯＳに関しては、しばらくの間俺達に任せてくれ。作戦が進んでいる。これまで戦ってくれてたあんた達には、俺達一同、心から感謝している」
言葉が終わると同時に、聖堂の扉が軋む音がした。ひゅうと冷たい外気が新鮮な空気を堂内にもたらして、淀んだ気配が吸い出される。
風が止んだ後には、聖堂にはカノンと の二人だけが取り残されていた。
融けあう宇宙：Re-Unite ６ ／ To Be Continued
ようやく出てきたデュオですが、ここで一旦退場です。
常日頃、更新作業よりもストック作成に力を入れている作業バランスの関係上、この部分を書いたのは１年以上は前になるのですが、デュオやナノマシンという単語をばんばん使ってしまっているので、時節柄、非常に微妙な気分になっています。
最近になってこちらにいらして下さったGWクラスタのお客様がもしいらっしゃるとしたら、一体どのように思われているのか……(´･ω･`)
改めて弁明しておこうと思いますが、拙作は６年ほど前に旧サイト（それも一度は引越ししていますので旧・旧サイトというのが正しいでしょうか）で始めた、なんとも気の長い二次小説です。
その当時からお読みくださっているお客様にはおかわりいただけているとは思うのですが、拙作は例の小説には全く関係ありませんし、当然、例の連載が始まってからも参考にしたことはありません。
一応、ブログトップのINFORMATIONには同じ内容を記載してあるのですが、５章では火星という単語も出してしまっているし、GW小話の方でも火星舞台で一話上げてしまっているし、ちらりほらりと符牒が合ってしまっているので、こんなご時世ですしいつパクリの疑いをかけられるかと思うと心配で心配でつい朝まで爆睡してしまいます←
まあ、GWを扱う上では避けて通れない単語というのはありますので、そこまで心配する必要もないとは思うのですが。
二次をやっている時点ですでに後暗いわけですし（）
……暗い話はさておき。
次回で15章は終わりです。
GWチームの再登場は次章までお待ちください。